海から眺める山の夜景は絶景です♪ 期待して来てください!
7月に第31回神戸大会を開催いたします。
会場は、「株式会社神戸市」「山、海へ行く」と呼ばれて作られた人工島のポートアイランドです。懇親会は、みなと町神戸の夜景を楽しんでいただける会場を準備いたしました。神戸のシンボルである、モザイク、ポートタワー、六甲山の山並に輝く錨のマークを眺めながら家族療法の未来について語りましょう。
本大会では、特別講演にひきこもりの研究で高名な斎藤環先生をお招きする他、多彩な講演やシンポジウム、ワークショップなど入門者から実践家まで、様々なレベルで家族支援について学べる企画を準備しています。学会員の皆様はもちろんですが、対人援助に関わる先生方の多数のご参加をお待ちしております。
なお、今回は通常の5時間のワークショップ以外に、2時間半というハーフサイズの「ミニワークショップ」を準備いたしました。通常のスケジュールでは一つのWSしか受講できないわけですが、さまざまなご要望にお応えできるよう複数のWS受講が可能になっています。また、ミニWSを二つ受講されれば、臨床心理士更新ポイントにもなりますのでご活用ください。ミニWSの「システムズ・アプローチ入門」「保護者面談に役立つ家族療法の視点と技法」については、学会員ではない先生方のご参加を意識して設けております。医療関係、心理職以外の方へもお声掛けいただければ幸いです。
神戸大会は「家族療法」という言葉が「化石」となる日、つまり「家族療法って何?ああ、普通の心理療法のことね」と言われる日を作りたい、「家族療法」という言葉が使われない日が来ることを目指しています(←だから“化石”です)。学会員の皆様方はもちろんのこと、学会員ではない先生方も、神戸大会でお会いできることを楽しみにしております。
第31回神戸大会実行委員長
喜多徹人
Welcome to Kobe
昨年の第30回東京大会では、私たちの蓄積してきたものを、今後諸分野にどう活かして行くかをメインテーマにしていました。そこで神戸大会では、思い切って未来に視点を向けることにしました。
神戸はみなさまがご存じのように、六甲の山並みと異国へと開かれた港、ファッショナブルでモダンな街並みが有名です。古い歴史を大切にしながら、新しいものをどんどん取り入れていく風土があります。それは、1995年の阪神・淡路大震災からの復興を見ていただいても、ご理解いただけるのではないかと思っています。
家族療法は海外から輸入されたものでありますが、日本独自の試みとして発展し、さまざまな知見が蓄積されてきました。当初は、クライエントの症状の原因は家族にあるという見方がなされていましたが、現在は、家族と一緒にという方向に変化してきています。今後、家族を視野に入れた援助が当たり前のことになっていくのであれば、家族療法という名前そのものも、家族との協働という形に変わっていく可能性があります。そのような記念すべき新しい第一歩を、神戸の地で踏み出せることができたらと考えております。
ぜひ神戸大会にお越しいただき、未来について語り合いましょう!
第31回神戸大会大会長 植村太郎