- 「新会長挨拶」 会長 中村 伸一 (中村心理療法研究室)
- 「新体制の挨拶」 副会長 岡田 隆介 (広島市子ども療育センター)
- 「新体制の挨拶」 副会長 生島 浩 (福島大学大学院)
- 「新体制の挨拶」 副会長 中野 英子 (札幌デイケアセンター)
- 「2期6年を終えて」 前学会長 楢林 理一郎 (湖南クリニック・湖南病院)
- 「第24回大会を終えて」 長瀬 信子 (コミュニケーションケアセンター)
- 「第25回大会のお誘い」 第25回大会長 田村 毅 (東京学芸大学)
- 「国際交流委員会」からのお知らせ
- 「編集後記」
「新会長挨拶」
会長 中村 伸一
(中村心理療法研究室)
本年度(2007年)より学会長に任命されましたものといたしまして、会員の皆様にひとことご挨拶を申し上げます。私は本学会が設立された1984年からの会員であり、さらに本学会の設立の核となった東京での家族研究会にもはじめから参加し続けていたものでもあります。以前にもこの歴史的背景については学会設立20周年記念しての座談会(家族療法研究vol.20,3,2003)のなかでも触れたことがありますが、本学会は統合失調症の家族研究にはじまり、主だった家族療法理論の吸収と試行錯誤的実践を経て、現在では、臨床現場のみならず福祉分野、教育分野、矯正・司法分野、精神衛生分野など多分野で生じている我が国の諸問題に、20年以上にわたって蓄積された知恵を生かして活動を展開してきております。こうした臨床的活動を総称して家族臨床と呼ぶことも定着しました。
こうした活動範囲の実戦的な広がりは、特に楢林理一郎前会長時代(2000-2006年)に推進され、現在も各領域で家族臨床は生かされつつあります。こうした実践に取り組む会員の皆様も家族臨床家あるいは家族を中心としたアプローチを専門にするものとしての自負を持って活動なさっておられることと思います。
こうした自負は各分野でのご自分の実践に対して、現場からの肯定的なフィードバックが返ってくることの積み重ねによって育まれるものでしょうが、さらに私といたしましては、今まで以上にワークショップなど通じて、より実践的トレーニング・プログラムを会員の皆様に提供し、その技能をより以上に磨くことで、皆様の専門家としてのアイデンティティーをより確かなものにしていただければと願っております。それには学会が資格をだす組織を正式につくることも本格的に考えていかねばならないと思っております。
また本学会の名称には「家族研究」が含まれております。前回の京都大会で討論したテーマでもあります。かつての家族研究には確かに一部弊害がありました。しかし、一事例による家族研究でもマスでの家族研究でも、われわれの毎日の家族臨床にとって有益な情報を提供してくれることは確かであり、そのことが臨床実践の質を高め、しいては対象家族や連携システムの福祉に貢献することは間違いないと思います。
以上、新会長としての所信を手短に述べさせていただきましたが、我が国において、これほど有益な家族臨床への理解をできるだけ多くの方に広め、学会を拡充してゆくためには是非とも会員各位のみなさまの積極的な参与をお願いしたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
「新体制の挨拶」
副会長 岡田 隆介
(広島市子ども療育センター)
昭和51年4月から、広島市で子どもの精神科医をやっている岡田隆介といいます。このたび、中村会長のもとで倫理委員をお引き受けすることになりました。同委員会は、村上雅彦先生(中国地区)と児島達美先生(九州地区)と3人で構成しています。
かつて家族療法が偉大なる先人を中心に展開されていた時代は、治療者の人となりが倫理的な基準の一部をなしていたのではないでしょうか。また、この国において瑞々しい情熱にあふれた家族臨床が浸透していった頃は、その熱気が現場の倫理感を覆っていた気がします。
そして、巷で商品やサービスを提供する側の倫理が大きく崩れているいま、もう自分たちの臨床や研究の倫理基準を文章化しないまま前に進むことはできなくなっています。ですが、この領域が人(家族)を対象としたものである以上、そこに生まれる認識論は絶えず変化し、治療対象や治療行為も変わっていきます。家族療法・家族研究における倫理基準とて、同じように変化するはずです。
たとえば、個人の利益が家族全体の利益と一致しないという状況は日常的にあります。職業上知り得た秘密が、法的に通告義務を負う内容であるという事態もめずらしくありません。そういったことをふまえて、いまの時代にふさわしい倫理綱領を3人で考えていこうと思っています。みなさまのご協力をよろしくお願いします。
「新体制の挨拶」
副会長 生島 浩
(福島大学大学院)
多職種の協働が,本学会の特徴のひとつである。3人の副会長の中で,私は,心理臨床領域をカバーすることになる。同業者に「日本家族心理学会」があり,両方の会員も少なくないであろう。だが,会員の臨床実践をエンパワーメントするような学会誌や大会での企画,そして,同じ家族研究でも,臨床に直結した実証的であり,何より実践研究こそが,この学会の本旨と考えている。この思いが形になるよう,中村会長を支えて微力を尽くしていきたい。生意気なようだが,「見えない努力はしない」を私のモットーにしている。
また,会則・選挙規約検討委員会委員長は,引き続き務めさせていただく。かつて法務省にいたからといって,法律の専門家でもなく心許ない。今期は,狩野力八郎・楢林理一郎・児島達美のいずれも学会長の経験者に委員をお願いした。委員会としては,次回の評議員選挙を適正に行うための規約整備が当面の課題である。さらに,今後,理事制の導入など学会組織の改編を検討する必要性が生じるであろう。会員の総意を汲み取るのは当然として,わが国の学術活動全体を俯瞰した幅広い観点から,学会の進路を誤ることなきよう指針作りに寄与していきたい。
「新体制の挨拶」
副会長 中野 英子
(札幌デイケアセンター)
この度の新体制中村会長のもと副会長に就任いたしましたが、まだまだその自覚はありません。という情けない状態ですが、この学会は私にとって、大事なエネルギーの源であり、栄養分のような存在です。何かの都合で年次大会に出席出来なかった年は何だか忘れ物をしたような気がして落ち着きません。そして、地方(北海道)にいると、研修特に家族療法の研修はほとんど機会はなく、家族療法と出会った二十年前は、研修があると聞くと何処までも出かけて行ったものです。そこで臨床に携わる様々な職種の仲間と出会えることが最大のエネルギー補給と言えます。
現在の札幌デイケアセンターを開始する時、丁度家族療法学会に出席し始めた頃で、目新しい援助方法が次々と紹介され、目をみはる思いでした。デイケアの援助方法に家族療法の視点を取り入れ、家族を含めたメンバーと共に活動を進めて来ました。物事の肯定的な理解や悪者を作らないこと、家族の力を信じること等を実践してきました。この20年間、札幌デイケアセンターに関わる人全体がチームとなり、楽しく仕事をすることが出来ました。家族療法と出会ったおかげです。
家族と関わる臨床家全てに言えると思いますが、特にソーシャルワーカーは、家族の係だと思いますので、家族を理解し、十分に家族の相談をうけ、少なくとも家族会の支援が出来るようになってほしいと考えます。それにはソーシャルワーカーの教育システムに「家族療法」の講義を必修に科目にするなど出来たらいいなあと考えています。
こんなこと夢見ながら、中村会長の元に微力ながら、日本家族研究・家族療法学会の新体制造りに努力したいと思います。皆様方のご理解、ご協力をお願いいたします。
「2期6年を終えて」
会長の任期を終えて
前学会長 楢林 理一郎
(湖南クリニック・湖南病院)
本年(2007)5月の本学会第24回京都大会(吉川悟大会長)総会において,私はようやく学会会長の大任を終えることが出来ました。2期6年にわたり,本学会の運営にご協力,ご尽力戴いた学会員の皆さま,評議員の皆さまに,まずは深く感謝を申し上げたいと思います。
振り返ってみれば,2001年札幌大会で前会長の故下坂幸三先生からバトンタッチをされ,戸惑いと不安,しかしそれ以上に新たな学会と家族療法の潮流を創り出そうという密かな決意と興奮の入り交じった緊張感の中で,この職務をお引受けした日のことがつい先日のことのように思い出されます。
この6年間,会長としての私に託された課題はいくつもあったように思います。
その中でもまず力を入れて取り組んだのは,2003年の本学会創立20周年を学会としてどのように迎えるかということでした。創立20年というひとつの歴史的区切りを,目に見える形として,あるいは家族療法の十八番のひとつでもある儀式として実現し,次の世代を担う若い臨床家の方々にも示すことで,学会の大きな世代交代の流れを共有することを意図しました。本学会始まって以来という「記念式典」を始め,記念企画としての「臨床家のための家族療法家のためのリソースブック 総説と文献105」(金剛出版、2003.5月)の出版を実現することが出来ました。特にこの記念出版では,文字どおり“学会の総力を挙げて”取り組み,学会員の方々の多くのご協力を戴くことができ,短期間の間にユニークで充実した本を完成させることが出来ました。本学会の秘めたる底力を改めて感じることができた事業でした。
もう一つ取り組んだことは,学会の運営体制の透明化,公平化,そして時代の要請に即応できる運営体制の模索でした。直接は目に見えにくいかも知れませんが,大小さまざまな制度の改革を行いました。
また,家族療法への臨床的ニーズの増大と共に,若い臨床家の方々を対象とした家族療法の教育研修体制をいかに創り上げるかも,学会にとって大変重要な課題でした。この問題を専門的に検討するプロジェクト・チームを評議員会の中に立ちあげ議論してきましたが,その内容は,今後新会長の下でより具体的な形となって皆さまに提案されることになると思います。
また,学会の国際交流も徐々に拡がり,2002年に韓国の家族治療学会と本学会との合同学術会議がソウルで開催され,以後2年ごとに相互に開催してゆくことになり,つい先般(11月)にも第3回目がソウルで開かれたところです。アジアを中心とした家族療法の連携が拡がってゆく動きも活発化しつつあり,新会長の下,今後が期待されています。
私の会長時代2期6年の前半が以上のような展開期であるとすれば,後半はまさに嵐の3年間でした。既にご報告してきたように,学会事務処理の合理化を目的に外部委託を始めた矢先に,委託先であった(旧)学会事務センターの破産事件に巻き込まれ,当学会が預けていた多額の財産の損失が出てしまったことです。これによって学会活動には大きな制約が生じました。その後,節約や合理化によって学会活動の基幹部分への影響をなんとか避けながら,3年間をかけてようやく損失処理を無事終えることが出来ました。しかし,新たな学会事務業務委託先との連携にも多大な労力を割くことを余儀なくされ,事務局スタッフの表には見えない献身的な努力によって学会が運営されていたことも,是非皆さまには知っておいて戴きたいことでした。
まだまだ思い出すと尽きない話題ばかりですが,ともあれ,6年間の任期をひとまず終えることが出来たことに安堵し,会員の皆さまに心より感謝申し上げたいと思います。今後は,中村伸一新会長の下,本学会が更なる発展を遂げてゆくことを心から願い,私も微力ながらそのお手伝いをさせて戴きたいと思っております。
また,これまで私を後ろから支えて下さった前学会事務局スタッフの日比由美子さん,原諒子さん,それに私の同僚や湖南クリニックのスタッフの皆さん,また,家族療法の学術的な展開を支えて下さった金剛出版株式会社田中春男会長,学会誌編集部を担当された石井みゆきさんに深く感謝申し上げたいと思います。
皆さん,本当にありがとうございました。
「第24回大会を終えて」
長瀬 信子
(コミュニケーションケアセンター)
原稿のご依頼をいただき、今はもう遙か昔の出来事のような気がする第24回大会(というか、第25回大会事務局の皆様、只今大変ご苦労様です!)を、たった一冊手元に残った事務局用のプログラム(大会期間中に使い古して見事ボロボロになりました)をちょっとめくり思い出しながら、書かせていただいております。
事務局での日々を思い出すと、思いつき、喧嘩、ぎりぎり、泣き笑い…、全くアカデミックではない言葉が浮かび、改めて穴があったら入りたくなるぐらい、関係者各位の皆様には大変ご迷惑をお掛けしたことを恥ずかしく申し訳なく感じる次第です。
思うに、某大会長は、第1回実行委員会からテーマの決定を大変し辛かったのではないかと思います。事務局長からして、「大会長!何を血迷ってしまったんですか?け、研究なんかテーマにして、臨床向上になんの意味があるんですか?役に立つんですか、ほんまに面白いんでしょうね!」などと口答えしていたものですから…。
そんなこんなのバタバタ準備でもなんとか終えることができましたのは、ひとえに皆様の多大なご協力のおかげです。プログラム成立だけでなく後援・協賛などの協力・宣伝を得るために奔走いただいた大会実行委員の先生方、そして楢林先生。大会長も事務局長もどうしていいかも分からずに夢見ていたランチョンセミナーを見事実現してくださった松本一生先生。ポスターやプログラム集に「螺旋」のデザインを探していて、偶然ネットで見つけての不躾なお願いに快く作品提供下さった北岡明佳先生。抄録集の原稿などで大変お世話になりました金剛出版様。我が儘勝手な大会長のリクエストに対抗し、講師、シンポジスト、演者、司会などの役割にてご協力賜りました皆様。そして、全国から日本一蒸し暑い京都へお越し下さり、大雨のワークショップの幕開けから氷柱(これも大会前日の思いつき)が気休めのように立っている会場での大会の3日を参加いただいた(予期せぬ「プログラム集の品切れ」を来したほどの)参加者の皆様。事務局長をはじめ事務局スタッフのいたらない点が多々ありましたこと改めてお詫び申し上げます。それから、大会長にテーマにケチをつけておきながら、部屋の外ばかり意味無くうろうろしていたために、「大会はいったいどう面白かったのか!役に立ったのか!」自ら拝聴することもせずすいませんでした。でも、大会の期間中に参加者の皆様がお寄せ下さった率直な生の声は、私たち事務局スタッフを経験させていただいた者にとってのこれからの何よりの財産です。
ほんとうにありがとうございました。
「第25回大会のお誘い」
第25回大会長 田村 毅
(東京学芸大学)
2007年には、トム・アンデルセン、ボソルメニュィ・ナージ、ジェイ・ヘイリー、インスー・キム・バーグ、ポール・ヴァツラヴィック、ライマン・ウィンら、多くの師を失いました。彼らが創った礎のもとに、我々の活動も大きく発展することができました。
システムを扱う我々は、伝統を重んじつつ、その進化にも敏感です。この学会もこれまで25年間にうまく進化を果たしてきたと思います。そもそも、私が大会長を仰せつかること自体、世代交代の現れだと思います。25年前、大学院生であった私は第1回東京大会のミニューチンの招待講演に感銘を受け、これから新しい何かが始まることに胸をふくらませ、学会に入りました。その私も50歳です。20代の人にとって、50歳は十分リーダーシップを発揮すべき年齢でしょう。しかし、当の50歳にとってみれば、まだまだ未熟で、発展途上、「無知」でいたい年頃ですが、そうわがままも言っていられません。このような私を学会長として迎え入れてくれた会員のみなさんに感謝します。
家族療法の理論と臨床も、この25年間に大きく進化しました。1980年代は、サルバドール・ミニューチン、ジェイ・ヘイリー、クロエ・マダネスなどの第一次家族療法全盛期の中で、マラ・パラッツォーリらイタリア4人組によるミラノ派がその後に続く第二次家族療法への先駆けとなりました。1990年代には、ポストモダニズムの流れの中で、マイケル・ホワイトのナラティヴ・セラピー、スティーブ・ドゥシェイザー、インスー・キム・バーグらの問題解決志向セラピーなど、より個々の物語を重視する流れに大きくシフトしてゆきました。
21世紀を迎えると、それまでの「マスターセラピスト」は影をひそめ、新しい理論体系の構築より、各論としての実践が発展してきました。グローバルな理論や規範よりも、よりローカルな物語を尊重するという流れは、社会構成主義の考え方に合致しています。
第25回東京大会のテーマは、「人、家族、そして文化」としました。新たな視点から「文化」という文脈について考えてみたいと思います。
Family Process誌の最新号(46巻4号)で、編集長のインバー・ブラックは学会誌の国際化の必要性を説きつつ、投稿論文の「知的植民地化(intellectual colonialism)」も危惧しています。思えば、第1回のミニューチンから、第23回高崎大会のマクダニエルまで、我々は欧米の「新しく、進んだ」理論・実践を取り込むことに専念してきました。それは、当学会に限ったことではなく、日本の近代化の方法論でもあります。そこには、Universalist Position、つまり文化という文脈の差異を超えた普遍的な人間と家族のプロセスがあり、それに介入する理論や実践も普遍的に応用可能であるという前提があります。それと対極に位置するRelativist Position、つまり日本文化の特殊性を強調する姿勢も流れ続けています。森田療法、内観療法、土居健郎の「甘え」理論などがその一例です。いかにこの両者を統合するか、つまりユニバーサルな文化を輸入しつつ、ローカルな文化を尊重するということが、近代化が始まって以来の課題でした。
私にとって、その解決策のひとつが、前回の京都大会における杉万俊夫氏の講演でした。ローカルな実践をひとつひとつ蓋然的に繋ぐなかで、インター・ローカリティーとしての新たな知を見出します。東京大会では、東アジアの近隣諸国から家族療法家を招き、シンポジウムを開催します。それは、アジアの「マスター・セラピスト」を創り出すためではありません。それぞれの文脈におけるローカルな実践を素朴に語る中で、我々ひとりひとりが新たな何かに気づいてゆくことを期待しています。
また、多くの人が集まる東京大会では家族研究・家族療法のすそ野を広げたいと思います。家族療法は、それを体系的に学び、家族療法家としてのアイデンティティを持つ人だけのものではありません。我々は、心理臨床という枠組みばかりでなく、医療、教育、福祉、司法など、さまざまな分野で家族と関わります。たとえば、乳幼児期の子育て支援と児童虐待などの家族危機。学校現場では軽度発達障害や不登校、そして困難な保護者との対応。思春期・青年期のひきこもり、ニートや非行問題、逸脱行動など。新たな家庭創造としての結婚とそれに伴う問題として不妊・妊娠・出産、夫婦間暴力、離婚など。中年期に増加している自殺問題。人生後期における加齢と身体・精神疾患、高齢者へのケアなど枚挙にいとまがありません。これらの各現場で活動する家族支援者たちも、家族療法的な視点を持つことによって、新たな活力を期待できます。初日の大会ワークショップでは、これらに関連した多くのテーマを設けます。
一般演題では、学会員の多様な活動に対応するべく、いくつかの新しい発表形式を設けました。ポスター発表は多くの聴衆の面前に向かうという心理的負担がなく、関心を持つ参加者との個別の対話を持つことができます。若い研究者・臨床家にも活用していただきたいと思います。また、時間にゆとりをもった発表の機会として、従来からの「公開スーパービジョン(90分)」と「自主シンポジウム(120分)」に加え、「臨床報告(60分)」という枠を新たに設けました。より多くの学会員の方々からのエントリーをお待ちしています。
会場となる国立オリンピック記念青少年総合センターは、1964年東京オリンピックの選手村として開設され、その後、近代的な建物に全館リニューアルされました。都心にありながら、代々木公園の緑に囲まれ、心が憩う場所です。みなさまと6月にお目にかかれることを楽しみにしています。
「国際交流委員会」からのお知らせ
本年度、1月22日から31日まで、香港で開催されます「国際会議」です。
Inaugural Symposium Programme (Tentative) [PDF: 24KB]
Theme: Families in Asia: Challenges and Opportunities
編集後記
たいへん遅くなりましたが、ニュースレターをアップさせていただきました。
今回は、学会の体制が変わりましたので、会員の皆様に早くご報告をと思いながら、広報委員である私が引き継ぎに戸惑い、このような時期になってしまいました。ご容赦下さい。
さて、次回の25回大会までには、再度4月頃までにこのHPのリニューアルを目指し、ついでに次回のニュースレターも・・・と考えておりますが、なにぶん慣れない仕事のため、予定通り行くかどうか。
今後もできる限り広報として、多くの情報をと考えておりますので、皆様からのご意見をいただければと思っております。(新委員長:吉川悟)