外出の自粛で家族同士が接する機会が増えました。
一緒の時間を楽しむ家族がいる一方で、
お互いのイライラをぶつけたり、喧嘩したり、暴力(DVや虐待)
今の状況はヤマアラシのジレンマに似ています。
ヤマアラシは身体中にトゲを持っています。
家族は付かず離れずの距離が良いと言われます。
離れすぎると寂しいですが、近すぎ過ぎても厄介です。
今の近すぎる家族関係をどう乗り切るか。
ピンチはチャンスでもあります。
外出自粛は家族のレジリエンスを高める良い機会です。
レジリエンスとは逆境をしなやかに撥ね返し成長につなげる力です
個人レベルでのレジリエンスとともに、
当学会では「家族レジリエンス」
その一つの考え方をご紹介します。
家族レジリエンスを高めるために、今できること。
1)お互いに言葉を交わしましょう。
コミュニケーションは時にうまくいかないものです。
言いたいことが相手にうまく伝わらなかったり、
それなら、面倒だから伝えるのをやめてしまおう、、、
多少の喧嘩や言い争いはOKです。
ストレスや衝突は小出しにしましょう。
我慢して、我慢して、
自分の感情をコントロールできなくなるのが一番良くありません。
2)言いにくいことも、勇気を出して伝えましょう。
本当は、こんなこと言いたくない。。。
なぜなら、自分が恥ずかしくなるから。
相手を傷つけてしまうかもしれないから。
などと考えるでしょう。
相手と向き合い、本音を伝えることは、とても勇気がいります。
相手を信頼したい。
一緒の家族でいたい。
そういう気持ちが根底にあるのなら、
3)相手の立場を尊重し、
感情的になってはいけません。
キレてはいけません。
気持ちを落ち着けて、
コロナ禍で家族のストレスが高まり家族が潰れてしまう場合もある
逆に危機によって、
田村 毅