学会について

ご挨拶

 日本家族研究・家族療法学会は、日本における家族支援、家族療法に関する精神医学的、心理学的、社会福祉学的、社会学的な研究、応用、普及を目的として、1984 年に設立されました。
 家族療法(Family Therapy)は、1950 年代に欧米で 発展し始めた家族を対象とする心理療法の一分野で、 日本には 1970 年代の後半に紹介されています。治療に おける理論モデルは、精神分析からシステム論へ、そして社会構成主義へと変化を続けながら、現在は新旧の理論モデルを統合した家族療法へと向かっています。 
 日本の家族とりまく環境は学会設立から 30 年の間に大きく変化しました。少子高齢化、婚姻率の低下、発達障害やひきこもりの増加、うつ病や認知症の増加といった上位システム(社会環境)の「変化」(その変化も、個人システムや家族システムから影響されている)により、家族の抱える葛藤や問題 も急激に変わってきています。それに伴い、家族が求める援助のニーズは、かつてないほど多様かつ複雑になってきています。 
 家族支援・家族療法が必要となる広範な臨床領域の特徴を反映し、会員の職種も多様です。精神科医、心療内科医、小児科医、プライマリケア医などの医師をはじめ、臨床心理士、看護師、ソーシャルワーカー、教員、家庭裁判所調査官、社会学者、人類学者など、約1,000 名の会員が在籍しています。 
 本学会は International Family Therapy association(IFTA), Consortium of Institutes on Family in the Asian Region(CIFA)、AAFT(Asia Academy of Family Therapy)、日台韓家族療法ケースカンファレンス(毎年1回開催、3国持ち回り開催)など、海外の族療法学会との連携活動を推進しており、国際交流が盛んであることも特徴です。 
 研修の場も多彩です。学会認定スーパーバーザーによるスーパービジョン、学会誌「家族療法研究」の発行、年次大会、ワークショップ、家族療法基礎講座(年に8回、2019年より9回)の提供を通して、新しい理論や技能を習得できるのが本学会です。 
 家族療法とは単に家族を治療するものではありません、家族という文脈での理解力が高まれば、個人療法にも効果を発揮します。家族は患者やクライアントに最も影響を与える環境(単身者やシングルは?、心の中には家族がいるはずです)です。また、家族療法の中心的理論モデルであるシステム理論は、病院、会社、学校、地域、コミュニティーの理解と介入にも役立ちます。皆さん、ぜひ学会にご参加ください。
2016年11月1日  第11代 会長 渡辺 俊之
 

学会組織

 
副会長 生島 浩、田村 毅、上別府 圭子、安達映子
会計幹事 北島歩美       会計監査 井上弥 岩崎和子                                            評議員を知るには、ここをクリック
【北海道地区評議員】
阿部 幸弘(精神科医師)
吉野 淳一(大学教員医療系、臨床心理士)
【東北地区評議員】
五十嵐 善雄(精神科医師)
生島 浩(大学教員心理学系、臨床心理士)、法人化検討委員会委員長
【関東地区評議員】
安達 映子(大学教員福祉系、ソーシャルワーク)
市橋 香代(大学教員医学系、精神科医師)
岡本 吉生(大学教員心理学系、臨床心理士)
上別府 圭子(大学教員看護学系、看護師)
北島 歩美(臨床心理士)
田村 毅(精神科医師)、国際交流委員会委員長
長沼 葉月(大学教員福祉系、ソーシャルワーク)
中村 伸一(精神科医師)
森野 百合子(精神科医師)
渡辺 俊之(大学教員福祉系、精神科医師)
【北陸地区評議員】
後藤 雅博(精神科医師)、医療問題検討委員会委員長
【東海地区評議員】
小森 康永(精神科医師)、編集委員会委員長
平岡 篤武(大学教員教育学系、臨床心理士)
【近畿地区評議員】
植村 太郎(精神科医師)
坂本 真左哉(大学教員心理学系、臨床心理士)
楢林 理一郎(精神科医師)
【中国地区評議員】
加来 洋一(精神科医師)
村上 雅彦(臨床心理士)、教育研修委員会委員長
【四国地区評議員】
       花岡 正憲(精神科医師)
【九州地区評議員】
緒方 明(精神科医師)
児島 達美(大学教員心理学系、臨床心理士)、認定制度委員会委員長
 

 

顧問 西園昌久
福岡大学名誉教授
精神医学

顧問 福山和女
ルーテル学院大学名誉教授
ソーシャルワーク